Case
溶接に欠かせない部品である「トーチ」。熔接をする際に実際に手に持って作業する道具なので、重さや握りやすさが非常に重要で、職人さんごとにこだわりや好みがあります。
溶接業界では高齢化が進んでおり、トーチが重いために昔のような仕事量がこなせない、同じ姿勢を保つのがつらい、溶接品質が保てないという声が現場の職人さんから出ていました。建築や鉄骨などの現場では対応策として、通常500Aのトーチを使用する溶接作業でも重いとの事で350Aトーチに変更して使用しているのが現状でした。
そこでマスコールでは、溶接トーチの専門メーカー、株式会社トーキンから発売されたオールアルミの超軽量アルミトーチの情報を入手、さっそくトーチの買い替えをご検討されているM社様にご提案させていただきました。
このオールアルミトーチは、極限までアルミ化することで超軽量化を実現した画期的な商品です。
さっそく取り付けて利用していただいたところ、職人さんの第一声は「軽すぎる」。あまりに軽すぎてこれまでの感覚で溶接できない、とのこと。日々軽い方がいいとおっしゃっていた職人さんからのまさかのダメ出しに、導入を決めてくださった工場長も困り顔でした。
そこで、アルミ製のインシュレーター、ノズルを外し、既存の銅製ノズル、インシュレーターに変更した状態で再度使っていただきました。結果として「トーチ先が重くなって、使用感覚が良くなった」と、喜んでいただきました。
長年の感覚で作業されている職人さんだからこそ、ちょっとした違いが違和感につながります。また、多くの女性はトーチの重さになれ使いこなすのもより大変との声もありました。マスコールでは、長年職人のみなさまをサポートしてきたノウハウを元に、既存の製品をうまく組み合わせて重さを調節するなどのカスタマイズもご提案し、高い作業性を再現することが可能です。
実際に職人の方に軽さを体感していただくために、デモトーチをご用意してご案内しています。お問い合わせも続々と入っており、技術者の高齢化を助け、多様化を後押しするような溶接業界の救世主になるかもしれません。
こちらのトーチは、マスコールオンラインショップでもお取り扱いを始めました。
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