Case
◆ 市川屋珈琲様のご紹介
京都清水と三十三間堂の丁度あいだの、馬町の路地を少し入ったところに青磁の淡いブルーの看板と白い暖簾の珈琲店「市川屋珈琲」様があります。昔は陶芸工房として使用されていた築200年の町家を改装した、趣のある素敵なお店です。
この「市川屋珈琲」様でマスコールの食添用窒素ガスをご使用いただいています。
参考:
◆オーナーの珈琲豆へのこだわり
オーナーの市川様は珈琲の修行を経て市川屋珈琲を開業されたそうです。認めた人へしか豆を販売しないという仕入先からこだわりの豆を購入され、店内にある2台のロースターで焙煎を行われています。誰もが飲みやすい珈琲を楽しんでもらうことが一番だというお話が印象的でした。
◆マスコラボへのご来店
焙煎した珈琲豆の窒素ガス保存について弊社へお問合せをいただき、まずマスコラボにご来店くださいました。マスコラボでは食添ガスボンベを実際に見て触ってお試しいただくことができます。高圧ガスボンベを初めて使用される方には、使うのが怖いなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、安全にご使用いただけるよう、使い方や保管方法等をご説明致します。食添用窒素が珈琲豆に与える効果についてもお話しし、ぜひ試してみたいと導入を決定頂きました。
◆ 珈琲豆の保存方法と風味の課題
美味しいコーヒーを楽しむためには、新鮮な珈琲豆が欠かせません。しかし、長期間の保存では豆の風味が失われる可能性があります。そこで、窒素ガスを利用する保存方法が注目されています。
◆ 窒素ガスと酸化防止
窒素ガスは酸素と反応しないため、酸化を防ぐ特性があります。珈琲豆は酸素との接触により酸化し鮮度が失われ、酸味が増してしまいます。しかし、珈琲豆の袋へ窒素ガスを封入することで酸化を防ぎ、風味を長持ちさせることができるのです。
◆ 窒素ガスフラッシュの利用と効果検証
その方法の一つに窒素ガスフラッシュがあります。窒素ガスフラッシュとは、珈琲豆を保存する際に袋内へ窒素ガスを注入して酸素を押し出し、袋にシールをして袋内を窒素ガスで満たして酸化防止する方法です。袋はガスバリア性のものを使用して窒素ガスフラッシュをすることで、珈琲豆の風味や香りが劣化することなく、長期間にわたって保たれるという効果が期待できます。窒素ガスフラッシュをした袋は冷暗所で保管します。
◆ 窒素ガスフラッシュを行うには
窒素ガスフラッシュには包装機は不要です。袋とシーラーがあれば導入いただけます。
窒素ガスフラッシュセットに含まれるもの
・窒素ガスボンベ
・ボンベスタンド
・圧力調整器
・SUS管
・接続部品
圧力調整器の出口に取り付けたSUS管より、袋へ窒素ガスを直接注入します。
窒素ガスの流量を優しい出力に調節できるタイプの圧力調整器をご用意いたします。
ガスボンベは無骨な見た目なのですが、市川屋珈琲さまの大変趣ある店内に置いていただくと、かわいく見えるような気がしてきました。
窒素ガスを利用した珈琲豆の保存法は、鮮度を長持ちさせる効果が高く、風味を損なうことなく美味しいコーヒーを楽しむことができます。窒素ガスフラッシュを使用して、より長期間にわたってコーヒーの風味を保存できる方法をぜひお試しください。
美味しくいただいたアイスコーヒー。お気づきでしょうか。奥の方にボンベが映っています。店内の景観とボンベの無骨さが合うのかが少し心配でしたが、悪目立ちせず収まっているでしょうか。
市川様、お忙しい中色々なお話を伺わせていただき、また、大変美味しいアイスコーヒーもごちそうになり、ありがとうございました!!
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